皆さんはヘーゲル弁証法というものをご存知でしょうか。
簡単に説明すると、
Aという事象に対し、Bという矛盾した事象が存在した場合、アウフヘーベン(止揚)が起こることで第三の案が導き出され、解決されるといったものになります。
例えば、茎や萼があるから花、しかし花弁がないから花ではない。という矛盾した関係から、アウフヘーベンによって蕾という第3の案を出すということです。
さて、本来なら矛盾し、拮抗した案からアウフヘーベンすることでより高次元化した案を出すということに使われる、そんなヘーゲル弁証法ですが…
その言葉を知った僕たちはこんな言葉を開発します。
「カスのヘーゲル弁証法」
さて、一体どういうことなのかと言いますと、
例えば皆さん、こんな経験はありませんか?
・勉強をしようとして、気づいたら部屋の掃除をしている
・作りたいものがあるのに、単純作業が面倒になって気づいたらボーっとしている
これって要するに、「やりたいこと」と「やりたくないこと」のぶつかり合いなんですよね。
そして逃避的に、「やりたいこと」でも「やらなくちゃいけないこと」でもない、全く違うことを行ってしまう…
こういうこと、あったかと思うんですが…これを一言で説明する言葉ってあまり知らないんですよね。
そこで、カスのヘーゲル弁証法になります。
「やりたいこと」と「やりたくないこと」がアウフヘーベンすることで、高次元化するのではなく、気づいたら低次元に落ちてしまっている。
会話の履歴を遡ってみたら、とても分かりやすい図があったので載せてみます。
これが僕たちの間で大バズり、いまだに流行語として活用されてしまっています。
別にそれだけならよかったのですが…最近、社長がよく「アウフヘーベン」という言葉を使います。
滅茶苦茶にいい事を言っていて、それは本当に厳しくも心に響いてくるのですが…
どうしても脳裏に「カスのヘーゲル」という言葉が浮かんでしまう。
これがどうしても残念でなりません。
解決案、募集してます。