こんにちは、野々宮です。
今日はブログで何を書こうか悩んでいたら懐かしい写真を見つけたので、その話をしようと思います。
僕は大学生のころ一人暮らしをしていたのですが、当然のごとく引っ越しの費用で貯金は尽き、節約に節約を重ねた生活をしていました。
まだ引っ越ししたばかりだったので、その周辺に友達もおらず、暇な時間を見つけては地元の友人とやり取りをしていました。
その友人は頭のキレが良く、そして何より悪戯心の強い方で、小学生時代からの付き合いでした。
「あー金ねぇよ」
なんてビデオ通話越しに僕が言っていると、友人はニヤリと笑って
「茶会しようぜ!茶会!オンライン茶会!」
とはしゃぎだします。
当時はコロナ禍ということもあり、「オンライン飲み会」というものが流行していたのを覚えています。
友人はそれに乗っかって、「オンライン茶会」をしようというのです。
「ちょっと待ってろ」
友人がそういって画面から姿を消したかと思えば、すぐ後にチャットでこんな文面が送られてきました。
「何を言ってるんだこいつは」と、思ったのもつかの間。
「茶会と言えばピザだろ(?)」
と訳の分からないことを友人は言って。
詳細を聞けばピザを勝手に選んで勝手に届けると、着払いで。
「俺、金ないって…」
そんなことをボヤけば「大丈夫!」と、意気揚々に。
「俺もピザ頼んだから」
と、友人はいいます。訳がわかりませんでしたが、そうこう言っているうちにピザは届いて、しぶしぶお金を払ってオンライン茶会を開くことに。
思えば、オンライン飲み会はしたことがあっても、これが最初で最後のオンライン茶会でした。
時にはアルコールを忘れて、ただ談笑するだけの飲み会も案外いいのかもしれません。