変わったこと、変わらなかったこと

ただいま2025年卒業予定の新卒採用真っ只中。
面接中の就活生に面白い質問をされた。
「創業から19年で、変えたものと変えてないものってなんですか?」
ちょっとドキッとした質問。
変えたものはたくさん思いつく。
けど、変えなかったものってなんだろう?
その時は考え込んでしまって、ちゃんと答えられなかった。
3月15日は創業の日。丸19年が経った。
こういう日だからこそ、変わらなかったことを考えてみようと思った。
しかし、変わらないものってすぐに思いつかない。
だから、創業した時の気持ちから何が変わったのかを考えることにした。
会社を立ち上げようと思った目的は、自由とお金だった。
自由な時間で働くことができて、サラリーマンの時よりも多く稼げるようになりたい。それが起業した目的だったし、達成したいゴールだった。
実際にそういう人が身近にいて、そんな働き方が出来たら最高だって思った。
でも現実は違っていた。
創業した時に立てた目標は
【売上1億円。貯金額1000万円。】
朝早くから夜遅くまで働いた。
資本金の200万円は2ヶ月が経過した時点で30万円を切っていた。
最初の3ヶ月は給料なし。
4ヶ月目から売上が立つようになり、少しだけ給料を取り始めた。
2年目までは会社と家を往復するだけの生活。
営業でいろんなところに行ったが、遊んだ記憶がほとんどない。
3年目で目標だった売上1億円を突破した。
それから数ヶ月して、預金残高も1000万円超えた。
通帳を記帳した時のことを今でも覚えている。
わずか2台のキャッシュディスペンサーしかない支店を出た時、
「あー、やっとここまで来れた」とにんまりした。
外は秋の終わりを告げるような肌寒い日で、夕焼けが綺麗だった。
この時やり切った感が出てしまって、
今の状態を維持していけばいいかなと思った時期でもあった。
でも何かが違う・・・。
この頃からだと思う。勉強会や交流会に積極的に出るようになったのは。
いろんな経営者の方と出会って、売上1億円なんて小さいなって思うようになった。
経営者は、2つの種類に別れるそうだ。
成功したい経営者と成長したい経営者。
成功したい人は目標達成したらそれがゴールになるけど、
成長したい社長は目標達成してもまた次の目標に向かって走り出す。
2005年に創業して、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍と3つの困難に遭遇した。仕事でも賠償問題になった案件や、会社の半数が辞めたとか、お金を回収できないこともあった。
それでも飽きずに経営を続けてこれたのは、成長したいという思いがあったから。19年の経営を通じて学んだのは、目標を達成しても常に次のステップに目を向けることの大切さだった。
ずっとかわらない思い。
大事なことに辿り着けたような感覚がある。
面接した彼女には
「ブログの題材にさせてもらうね」
って約束したんだった。
ちょっと時間が経っちゃったけど、これがあの時の答えね。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
実はもう一つ、変わらないものがあった。
それは「親切・丁寧に対応する」ということ。
今はスタッフがこの思いをつむいでくれている。感謝。
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