こんにちは。おうちが大好き、中嶋です。
自粛とか関係なく昔から、生まれる前から家が好きです。
別に街に愛着があるわけでも、猛烈にこだわりぬいた至極のインテリアというわけでもありません。
ただ「家」という場所が好きなだけです。
先日は努力して外に出てみたものの、別にすることもないので最寄り駅の本屋に行って物色して帰りました。
外出時間約30分。もうだめだ。
ブログネタももはや最近読んで面白かった本の紹介をする他はないのです。
「怠惰の美徳」梅崎春生
昭和の直木賞作家、梅崎春生のエッセイ&短編集。
自分がいかに怠惰で酒好きで適当に生きていたいかが記された怠惰の指南書。
家が好きな私にはぴったり。
「好きなもの 酩酊 無為」
「猫を抱いて像と泳ぐ」小川洋子
少年が好きだったデパートの屋上の象は、屋上から降りられぬまま生を終える。
廃バスの中で猫を抱いて暮らす肥満の男からチェスを習うが、その男は死ぬまでバスから出られなかった。
成長を恐れた少年は11歳の身体のまま成長を止め、チェス台の下に潜む。
からくり人形を操りチェスを指すしながら、盤面の海に無限の可能性を見出す。
幸せなようで、不幸かもしれない。
暖かいようで、底にずっとほの暗い空気が漂っている。
なんともいえないお話です。王道キラキラファンタジーではありません…。
「大きくなること、それは悲劇である」
お金を払っているという重責で自分を動かすためにジムでも契約しようかな。
それでは。