楽してできることと、承認の欲求

できるけどやりたくないこと

テレビ番組で、「東大卒でなぜ負け組?TV初公開の特別授業解禁! 」
というテーマで、林先生が話していました。。
東大を卒業しても、仕事がうまくいっていないという女性。
ゲストとして出てきたのは、
アクセサリーデザイナーをやっている女性と
芸人をやっている「石井てる美」。
東大卒業後の仕事は順調だったのですが、
転職や独立をしてから、うまくいかない状態が続いているそうです。
ここで林先生は、黒板に縦軸と横軸の線を引きます。
縦軸は「できる」⇔「できない」
横軸は「やりたい」⇔「やりたくない」
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cho-gouriteki/20160609/20160609235619.jpg
右上が1)できることでやりたいこと
右下が2)やりたいけどできないこと
左上が3)できるけどやりたくないこと
左下が4)やりたくなくてできないこと
林先生曰く、不幸な人は、2)を選んでいるというのです。
人は、やりたいことを優先してしまいます。
アクセサリーデザイナーの女性は、2)
芸人の女性は4)
に該当していました。
ではどこを選べばいいのか?
林先生は3)を選べというのです。
そこで、林先生はマズローの5段階欲求を出してきます。
http://viral-community.com/wp-content/uploads/2014/06/hierarchy-of-needs-plan.jpg
【1】 生理的欲求
【2】 安全の欲求
【3】 所属と愛の欲求
【4】 承認の欲求
【5】 自己実現の欲求
3)の選択は、【4】の承認の欲求を満たすことにつながります。
また、3)は自分が楽してできることだというのです。
たとえやりたくないことであっても、結果が出ちゃうので、それは本人の喜びへとつながるということになる。うれしいから、やってよかったと思える。
林先生はそう言っています。
任天堂の岩田聡前社長は
「自分の長所を見つけるには、楽にできることを探すこと」
という言葉を残しています。
自分が何気なくできてしまう、でも人から見ると苦労すること。
何気なくできることに対しては、自分自身で評価しないものだと。
逆に、苦労したことに対しては、自分も頑張ったんだからという意識が
働きがちだというのです。
僕も20代の時、役者を志していましたが、やりたいけどできない領域にいました。
そしてそこには、子供のころからやってきた人、
天然でやれる人などがたくさんいるわけで、
努力だけでは難しいと感じたことを覚えています。
もし今、成果が出なくて困っているのなら、
それはやりたいことを優先して、苦労しているだけかもしれない。
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