幹部合宿のテーマは「パーパス」

「これから会社はどこを目指し、何をしていくのか?」
(こういう質問ではなかったけど、わかりやすくいうとこんな感じ?)
あるスタッフとの面談で言われた。
なかなか鋭い質問。ちょっと答えに困る…
振り返ってみるとここ数年、
コロナ禍ということもあり、前に進むというよりはしのぐという視点が多かった。
それでも、事務所を移転したり、事業再構築を活用したり、
新卒採用など種まきはしてきたつもり。
この1年は、スタッフが4人抜けて、1人産休、新しいスタッフが3人入ったから、
現場は大変で、これがずっと続くのか?という不満があったんだろうと思います。

突きつけられた問題は「パーパス」だと思った。
何のために当社は存在しているのか?
存在価値を明確にする。
難問である。

18年前。自分がやれることで起業してきた。
WEBとデザイン。
これだったら食べていけるなって思って。
それが少しずつ上手くいきだして、忙しくなってきて、人を雇い、利益を上げ、
これが社会貢献になっていると思っていた。
「成長して、ちゃんと儲かって、給料もいっぱいもらえるようにしよう!」
これだけでは人はついてこなくなっているということです。
昔は簡単だったなって思います。

”パーパス”は大きな船に例えられます。
当社は社会にどんなよいインパクトを与えるかという視点(三人称の視点)
”ビジョンやミッション”は小さな船に例えられます。
企業やブランドがどうなりたいか?こうありたいという姿や方向性を示す(一人称の視点)

ちょうど幹部合宿が開かれる前だったので、
合宿の大きなテーマは”パーパス”を決めることとしました。
そして2日間の合宿で『パーパスらしき』ものが決まりました。

【パーパス(存在意義)】
webに期待しているお客様の絶対的なパートナーであること
【ビジョン/ミッション】
webとITを使ってお客様の課題を解決する
アウトプット: 努力の最終結果であり、私たちの人格
利益: 成長するために必要なもの
スタッフ: 私たちの強さの源
一回で最高の答えなんか出るはずがありません。
ピンとこないとか反発もあるかもしれない。
それでもまずは決めないと先には進めない。
だからこれでいいのだ。
違和感が出てきたら、変えればいい。

・お客様は誰か?
・提供するサービスはなにか?
・それを実現するために必要な組織とは?
まだまだ言語化しなければいけないことがたくさんある。
新しい期が10月から始まるので、
そこに間に合うように作っていこうということになった。

経営者は程のいい言葉を並べて、夢や未来を語ればよかった。
それが今は、自分の生き方が評価される時代に来てしまったのだ。
共感で人も企業も商品もサービスも選ばれる時代。
これだと売れるとか、世の中から共感されそうということでは足りない。
”パーパス”は自分の生き方そのもの。
恐れず、心の奥にある熱いものを出していく必要があるということなんでしょうね。

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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
他社のパーパスはこんな感じ。
ソニー
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」
花王クイックル
「みんなで整える、心地よい暮らしへ。」
「クイックルで、良くない?」という広告コピーを展開。
午後の紅茶
「いつでもお客様に幸せなときめきを届ける」
キリンファイア
「チカラが欲しい時、お客様に前に進む勇気を与える」

LUSH(ラッシュ)
「地球をよりみずみずしく、豊かな状態で次世代に残す」

ユーハイム
「お菓子には世界を平和にする力がある」
MIXI
「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む」

6ヶ月とかかけて作り上げていくそうです。
見てみると新しさは必要ないということですね。
自分達の仕事の社会的価値”パーパス”が明確だと原動力になるという感じを受けます。
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