あたらしい世界になっちゃってるよ

美容室に行くと僕の前には必ず「モノ・マガジン」が置かれます。
モノ・マガジンは、物（モノ）を扱った専門誌で、
いろんなモノを実際に使ってみて検証している雑誌です。
家電の比較とか結構好きだし、高級冷食を紹介したりと、
いつも目にしないモノに出会えるから、
美容室の時間は結構楽しみだったりします。

その中に「新しい世界特集」みたいなものがあって、
僕が気になったものが3つあった。
メタバース、NFT、ゲノム編集。

”アバターに着せるために服を買う？”
”デジタルデータが資産になる？”
”動物や魚のDNAを変えて成長スピードを高める？”

もうわけがわかりません・・・

『メタバース』
現実世界とは異なる仮想世界で、リアルと同じようなことが起こる。
10年くらい前に「セカンドライフ』という同じような仮想世界がありましたが、
その進化版という感じです。
自分がその世界の住人になるという感覚。
ゲームやビジネスの世界でいろんなことが始まっています。

『ゲノム編集』
例えば、成長ホルモンを抑えるDNAを編集することで、通常の2倍のスピードで育てる（DNAを編集する技術）。
魚や肉や植物も。短い時間で大きく育てることができるから、肥料も少なくなるし環境にもやさしい。
遺伝子を組み換えるとわけではないので安全だといいますが、
人体への安全性や環境への影響などはまだ未知数。

『NFT』
デジタルデータを資産にできるというもの。今までデジタルデータはコピーしていくらでも複製できましたが、NFT（ブロックチェーンの技術）を使えばデジタルデータも唯一のものとして扱えることのなり、デジタルでも希少性を担保できるということ。
例えば、トレーディングカードのデジタル版というとわかりやすいかもしれませんね。
実際のモノとしてあるか、パソコンに保存されているかという違い。

ウチの娘は、ゲームを進めるための強い武器よりも、自分のキャラクターを着飾るための服を欲しがります。
レアなカードとか動画なんて、コピーして保存していればいいじゃんって僕は思ってしまいます。
言っていることはわかりますが、概念がわからない。

おそらく「消費の概念」が変わってきたということなんだと思います。
目の前に「モノ」がないと消費しない概念から
「物」がなくても消費するという概念に変わってきたということなんでしょうね。

これは大きな価値観の変革です。
でも、世界はもうそうなっちゃっています。
「俺はイイや」ではここの住人として不適合になっちゃいます。

今までは新しい技術がでると「便利になる」って思っていましたが
これからは価値観自体を変えてくるので気が抜けませんね。

僕もまだまだ理解が浅いです。
これらの技術がこれからどう社会に利用されていくのか、
よーく観察していきたいと思います。

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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
NFTは理解するのに結構時間がかかりました。
自分が描いたイラストのデータが高値で売れる？
坂本龍一の音源の一部分だけ欲しい人がいる？
全然理解できませんでしたが、それが唯一のモノとなると、人によっては価値があるんでしょうね。
しかも転売もできる。転売時には製作者に再度手数料が支払われる。
クリエイターにとってもいい技術だと思います。
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