アジャイル

若い世代が活躍した今回の東京オリンピック体操男子。
内村航平は現役を引退すると思っていました。

「きちんと努力してきたのにできなかったことは初めてだった。
予選で落ちてしまったことは練習が足りなかったと言われても仕方がない。
ただ、人一倍、きちんとやってきた自負はある。
では努力とは何なのだろう」

考えたあげく、彼は現役続行を選びました。
その理由をこう語っています。

「“努力は報われる”それを証明するために僕は体操を続ける」

すごいですね。超一流のアスリートだとこういう考えに至るんですね。


では、努力が報われるために必要なことってなんでしょう?
僕は、正しい努力をしているかどうかだと思います。
では努力が正しいかどうか、どうすればわかるのでしょうか?

一つの考え方があります。
「アジャイル」
もともとはITの開発現場で使われていた言葉で、
「すばやい」「俊敏な」という意味です。
要件をきちんと定義して開発するのではなく、
テスト版ができたら公開して、進めながら開発し直していくという手法のこと。

オイシックスの創業者 高島宏平氏はこう言っています。

「先の見通せない社会で、しっかり考え抜いてから実行するというのは難しい。
だから”まずやってみて”というアジャイルが向いている。」

そしてこう続けています。

「たくさん失敗して、方向転換して、正しい方向にという考え方なので、失敗を許容する文化が必要なのです。」
やってみて、ダメだったら止める、もしくは元に戻す。
これを前提としてトライしつづけることが大切ということです。
ただ、文化にしていくとなるとなかなか難しい。
ちょっとやってダメだったら止めればいいという気持ちが生まれてくるから。
アマゾンでは100%の熱量がないものは絶対に失敗するとうたっているそうです。
本気でやって、うまくいかなかったら方向転換するという文化づくりをしなければいけない。

それともう一つ。サンクコスト。
ここまでお金と時間をかけたのに、やめるとか元に戻すのはもったいないということ。
ただ、ここに縛られていてはダメ。
うまくいくかいかないかわからない世の中において重視すべきことは早く失敗すること。
そうすることで次の打ち手を試すことができる。
この繰り返しでしか努力は報われないのです。

アジャイルという考え方。
大事なキーワードではないでしょうか?
企業文化として取り入れていくことはとてもいいことだと感じます。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
当社も会社案内をつくるサイトをリニューアルしたのですが、
反響なかったら元に戻すということを決めていました。
1ヶ月目。
反響少なくてヒヤヒヤしましたが、2ヶ月経って反響戻ってきました。
よかったぁ〜。やっぱり嫌だよね、元に戻すの。
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