誕生日に思うこと

『岳物語』
椎名誠が息子「岳」のことを書いた私小説。
裏表紙にはこう書いてある。
「これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語」
最近、中学生の息子は僕を避けているようだ。
英語に苦戦している息子に「教えてやろうか?」って言ったら「いい」って断られる。
「あ〜見棄てられたんだな〜」
そう思う。
5月9日。48回目の誕生日。干支が4週しました。
1週目。12歳。中学生になった僕は、小学生の頃とは違う環境に放り出される。2つ上の先輩は大人に見え、先生はおっかなく、部活と勉強の両立に必死だった。
2週目。24歳。大学を卒業して、本格的に役者の道を志す。アルバイトしながらオーディションを受ける日々。新たな世界に飛び出し悪戦苦闘の日々。
3週目。36歳。会社も4年目になりスタッフも増え、軌道に乗り始める。結婚して長男誕生。仕事と家庭の両立は大変ながらも楽しい日々。
振り返ってみて、今までは獲得してきた人生だったんだなと感じる。
これからも新しい環境に放り投げられて何かを得ていくのでしょうかね?
ん〜。ちょっとそれは違う気がします。
「見棄てられる人生に入ったんだよ」
岳物語を読んで、そう感じてしまったからかもしれない。
見棄てられるということは失っていくということ。
ひとつひとつ失っていくというのはちょっとかなしいですね。
失っていくとね、人間抵抗します。
今までは違ったじゃんかって。
それ、なんか見苦しい。
でもね、よくよく考えてみると結構失い始めてるんだよね。
体力も落ちてきているし、視力も悪くなってきているし。
ということは、失う人生になったことを認めて、それに慣れていかないといけないということなんじゃないかって思うんです。
ただね、悪いことばかりではありません。
見えなかったことが見えるようになったり、感覚も鋭くなってきている。
言語以外の部分が研ぎ澄まされてきているっていう感覚。
無事誕生日を迎えられたことに感謝しつつ
失っていくことに心を慣らしつつ
感覚は今まで以上に研ぎ澄ませつつ
楽しく、周りをハッピーにできるように
自分を高めていきたいなって思います。
穏やかな日曜日の午後。48回目の誕生日。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
体力的に重たいクラブは振れなくなってきたので、4年ぶりにドライバーを新調。
自分への誕生日プレゼント♪
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