原点回帰

面白い記事を見つけました。
「キン肉マン」原作者・ゆでたまごが本誌に心情吐露
誕生から40余年「今が全盛期」といわれる理由
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2020042300068_1

小学生の時からキン肉マンの大ファン。
会いたい芸能人は、志村けんとゆでたまご先生と心に決めていました。
(志村けんはもう叶いませんけど)
実は最近、キン肉マンが熱いんです。
この記事を見てキン肉マンのことが書きたくなりました。
キン肉マンがジャンプで連載されていたのは1978年から1987年の9年間。
最後の言葉は痺れましたね。
「友情は成長の遅い植物である。それが友情という名の花を咲かすまでは、幾度かの試練・困難の打撃を受けて堪えねばならぬ」
これ、キン肉マンの言葉だと思っていたのですが、アメリカ初代大統領ワシントンの言葉だったんですね。
教養がないって恥ずかしい。。。
キン肉マンの凄いところは、ストーリーは8つもあるのに全36巻しかないところ。
* 怪獣退治
* 第20回超人オリンピック
* アメリカ遠征
* 第21回超人オリンピック
* 七人の悪魔超人
* 黄金のマスク
* 夢の超人タッグマッチ
* キン肉星王位争奪編
勢いだけで進んでいくので、矛盾は多いし、内容も薄い薄い(笑)
ネット上では、ファンが文脈を読んで議論しているところにゆでたまご先生が突然乱入して、
「言い合いはやめてください。本人ですらわからないのですから」
とコメントするほどでした。
キン肉マンが終了してから25年の時を経て、2012年に続編が発売されました。
実は、2012年までのゆでたまご先生は暗黒時代。
キン肉マン以外にも
* 闘将!!拉麺男(たたかえ!!ラーメンマン)
* ゆうれい小僧がやってきた!
* SCRAP三太夫
* 蹴撃手マモル
* ライオンハート
などを生み出していますが全く売れません。
ファンである僕ですら、「闘将!!拉麺男」と「ゆうれい小僧がやってきた!」しかちゃんと読んでいませんでした。
1988年からは、キン肉マンやテリーマンの息子たちが主役の「キン肉マンII世」が連載されましたが、出版社とうまく行かず、ヒットには至りませんでした。
さて、2012年から再開されたキン肉マンの続編ですが、原点回帰というか、前作の深堀り感がすごいです。
なんだか、ゆでたまご先生の「覚悟」みたいなものを感じます。
「もう俺にはキン肉マンしかない!」という吹っ切れた感じ。
それが作品から滲み出てきてるんです。
キャラの使い方なんてハチャメチャ。
新しい超人も出てくるのですが、過去の雑魚超人さえも採用して、
「もう出汁がでないまで使ってやる!」
って感じが、ファンにとってとっても素敵なんです。
まさか、カレクックやティーパックマンがメインを張るなんて思ってもみませんでした(知らない人ゴメンね)。
もうやりたい放題なんです。
でも、そこがいいんです!
そして、前作と違って読み応えがある。
前作からの整合性もあり、矛盾点もない。
ハチャメチャに見えるけど、ちゃんと計算されている。だから面白い。
完全にオールドファンを対象に作っている感じです。
そして嬉しいのは、画力が格段に上がっていること。
あのベンキマンですらかっこよくなっちゃってるんです。
さて、そろそろ言いたいことを。
コロナのおかげで、今、私たちは強制的に立ち止まることが出来ています。
今だからこそ、過去をじっくり振り返ることができるのではないでしょうか?
自分の原点回帰って、なんでしょうね?
過去の自分を探ってみると、
◉ 輝いていた時のこと
◉ 中途半端にしていたこと
◉ 好きだった遊びとか趣味とか
◉ うまくいっていた時にやっていたこと
なんかが思い出されませんか?
そこをもう一回深掘りしてみましょうよというのが今回言いたいこと。
もしかしたら、何かに気づくかもしれません。
それがアフターコロナの世界で、自分を後押ししてくれるものになる。
そんな気がするのです。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
ちなみに僕が気づいたのは、バスケやっていた時のポイントガードというポジションでした。
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