何故、完成度を求めないといけないのか?

前回のメルマガでは、
やる気を出すための脳の構造のことを書きました。
今回は、完成度について、書きたいと思います。
今回は、本宮ひろ志の言葉を引用から始めます。
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自分の内なるハードルを越えない作品を、
一度でも自分でわかって表に出した時、
描き手は、確実に自滅の道をたどる。
やがて、越えぬことに慣れ、自分をごまかし、死に至る。
本宮ひろ志
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僕は仕事をする上で、この言葉を大切にしています。
一度でも、「まあ、この程度でいいか」
という気持ちで外に出してしまうと、
もし、それがうまくいった場合、
その程度の完成度に慣れてしまうと思うからです。
それを本宮ひろ志はうまく表現していると思います。
完成度を高めるために大切なこと。
それは「熟成期間」です。
つまり、中途半端な状態でいいので、いったん放っておくということです。
そうすることで、自分で作ったものを客観的に見れるようになります。
人に見てもらったり、途中の段階でも身内に発表するのもいい方法です。
これもよくやりますが、
「ちょっと聞いてもらってもいい?」
と声をかけ、自分の作ったものを見てもらったりします。
つまり、客観的な視点を得るためだったら、なんでもいいのです。
完成度を上げるのは、誰の為でもない、自分のため。
中途半端な自分に慣れないために、とても大切なことだと思います。
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自分の内なるハードルを越えない作品を、
一度でも自分でわかって表に出した時、
描き手は、確実に自滅の道をたどる。
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いい言葉だ。
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