頑張れる人と頑張れない人の差って？

先日、塾のコンセプトづくりをお手伝いをしました。
そこで、塾長が言った言葉。
「本気の上限を上げられるのは小中の時まで。
高校に入ったら自由度があがり、本気の上限は上がらない。」

この言葉は塾長自身の経験からきたもの。
仕事の仕方や塾のスタイルにも、その考えが息づいているのがわかった。

そこでこの塾は
「生徒に、本気になる経験をさせてあげたい」
ということをコンセプトにし、勉強を通して、
小中学生の本気の上限を上げることをミッションにすることにしました。

自分の事を考えると、まさにそうだった思う。
中学での部活は、地獄だった。
二度と戻りたくない時間だ。
大学生まで、監督に怒られる夢を見ていた。
でも、あの時間があったからこそ、
本気になるって、こういうことなんだということが分かった。

では、小中学生時に頑張る限界、
本気の上限を上げる取り組みをしてこなかった人は
これから上限を上げられないのだろうか？
余程のことがない限り、難しいと感じる。
大人になると選択肢が増えるし、知恵もついてくる。
そんな状況で、本気の上限を上げる教育はほぼ不可能だ。

でも、例外はあると思う。
誤解を恐れずに言いますが、
20代の3年間、死ぬほど働くことだ。それも、なるべく主体的に。
僕は28歳でサラリーマンになって、31歳までの3年間、
労働基準法など関係なく働いた。
20代まともに仕事してこなかったツケを払うつもりで、一心不乱に働いた。
今でもよくやったと思っている。
この経験が、今の仕事のスタイルのベースを作っていると思う。

大人になると、自由度が増える。
そして、人は成長すると、知識が増え、賢くなる。
でも、本気の上限を上げるには、賢くなってはいけない。
そう考えると、頭ってじゃまだなぁ～と思う。
頭はいつまでもヤンチャでいたいものだ。

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