難しいという言葉を使わない

難しいという言葉を使わない

僕らが何気なく使っている言葉
「難しい」
スムーズにものごとが進まなくなると、
ついつい口から出てしまう言葉です。
そして、この言葉は思った以上に危険性を含んでいる言葉です。
昨年11月にグアムにて脳梗塞で倒れた作家の日垣隆さん。
彼は闘病中に綴った日誌で、この言葉について、
以下のように定義付けしています。
<本文より>
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難しい、という言葉ほど後ろ向きな、無責任で、
乱暴な言葉は滅多にないのですよ。
難しいーーは、
無理だ、できません、とは全く次元が異なります。
どうすればできるだろうか、とはもっと違う。
やればなんとかなるかもしれないが、
面倒くさそうだし、意義は認めるけれど、パスさせてくれる?
という意味にならざるをえないのですよ。
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続けて、入院生活では、「難しい」は禁句にしましょうと言っています。
<本文より>
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仕事でも、家庭でも、入院生活ではとりわけ、
「難しい」は禁止にしましょう。
仕事はサラリーがかかっている程度です(敢えてそういいます)。
家庭なら怒りが待っている程度でしょう。
重篤な病では、命と人生がかかっているのです。
いま頑張れないで、いつ頑張るのですか、
と凡なる私は怠惰な私に励まし続けてきました。
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日垣さんは、自分を励まし続けた結果、
書くのは無理だと言われていましたが、
現在も、この本をはじめ、コラム、エンターテインメントなど
文章を書き続けています。
僕ら健康な人間は、上司かお客さんか奥さんに怒られる程度です(笑)。
命までは取られない。
「難しい」という言葉を使わないだけで、
人生は開けてくる。
そう思いませんか?
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