ゆとり教育は必要だったのかも

最近、20歳前後のスポーツ選手で活躍している人ってとても多いですよね。
デジタルネイティブ世代ということもあり、
海外での情報や映像を簡単に見ることができた世代。
イメージ力も僕たちの時代と全く違います。
中学生の時、初めてNBAのプレーを先生に見せてもらった時
「なんだこれは!」
と驚いたことを鮮明に覚えています。
当時は衛星放送で録画した粗い映像でした。
今は指導者もプロの情報を得ることが簡単。
若い世代が活躍できるようになったのは、
デジタル社会によって、指導者のスキルが高まったことは間違い無いでしょう。
一方で、このように若い世代が活躍できた背景に
「ゆとり教育があった」と説いている学者がいます。
この学者曰く、
「今までの日本の教育は、詰め込み型の教育を行うことで平均的な日本人を育てようとしていた。
ゆとり教育は個性を尊重した教育。
このことが、ある能力に特化した人を認める環境を作った。」
というのです。
確かに今活躍している若い人たちは、そのスポーツでは超一流です。
しかし、時間とエネルギーをそこだけに投下してきたわけですから、逆にできないものが多くあるはずです。
卓球の張本選手も、体育は5段階評価で3くらいだそうです。
そんなゆとり教育も2013年に終わり(脱ゆとり)、5年が経過しました。
息子たちの状況を見ていると、学校の勉強も結構大変。
その上で塾や習い事などもある。
教育を見ていると、基礎力を高めようとしていることが多いように感じます。
ゆとり教育は失敗だったという風潮が強いですが、
若い世代が活躍しているスポーツの世界の成功例をみると良かったのかもしれないと思うのです。
それは「個性を認める世の中」という空気ができたからです。
この効果はこれからスポーツの世界からビジネスの世界に移動してくるでしょう。
今後の教育の流れについてはこんな雰囲気ができていると思います。
(以前)軍隊的な平均化
 ↓
(ゆとり)個性を認める教育
 ↓
(現在)個性を認めた上で、基礎力を高める教育
こう考えると、ビジネスの世界でも若い世代から面白い優秀な人たちが出てくる予感がします。
そうなった時、頭ごなしに否定するオッサンにならないように気をつけないといけないですね。

今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございます。
インフルエンザがおさまったと思ったら今度は花粉到来。
春先は結構きついですね。

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