リレーチームに見る、最強のチームとは?

尊重と刺激

リオオリンピックが閉幕。
日本は過去最多の41個のメダルを獲得しました。
いろいろな感動があったけど、
僕が一番感動したのは男子100m×4のリレーですね。
北京で銅メダル取った時も感動しましたが、
今回はあのアメリカに勝っての銀メダル。
本当に鳥肌が立ちました。
日本のリレーチームは、1年半前は代表崩壊の危機にあったそうです。
13年のモスクワ世界陸上では6位。
14年の仁川アジア大会で中国に破れ、
しかもアジア記録を塗り替えられてしまいました。
陸上競技は当たり前ですが、個人種目を優先するスポーツです。
リレーは個人種目の二の次になりやすく、
なかなかベストメンバーが集まりにくいということもあるそうです。
そんな中で、世界陸上で銅メダルを獲得し、リオ五輪内定。
そして、そこから快進撃が始まります。
今回のメンバーは、本当にまとまりのあるいいチームだと感じました。
それがあのスムーズなバトンにつながったんだと思います。
しかし彼らは、個人で戦う時は、ライバル心バリバリの関係なんだそうです。
強いチームの大前提。
それは、個のチカラが備わっていること。
これは絶対条件だと思います。
その上で、意識が一致していることが大切です。
日本的だと「助け合い」ということを美徳としてしまいます。
しかしこれでは、前に進むエネルギーをサポートに使ってしまいます。
これでは、雰囲気がいいだけの、結果の出ないチームになってしまいます。
尊重し合いながらも、刺激し合う関係であること。
最高の結果を得るチームは、
この関係が成り立っているチームなんだと感じました。
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