恩師が世界に挑戦する

僕の人生において、大きな影響を与えた恩師がいます。
中学3年間、バスケ部でお世話になった高橋仁先生。
その恩師が、今年の11月に行われるU-18アジア選手権の
女子バスケットボールヘッドコーチに就任しました。

http://yamagata-np.jp/news/201604/28/kj_2016042800583.php

弱小中学バスケ部を県内トップまでもっていき、全国大会にも出場。
山形商に就任してからは県では負け知らず。
ウインターカップも26年連続出場。2011年には準優勝しました。
僕が教わった中学の3年間は、先生もまだ30代前半。
めちゃくちゃ怖かった。
安西先生が「ホワイトデビル」なら、高橋先生は「ピカピカデビル」
20歳くらいまで、シュート外して怒られる夢を見ていた。

最近になって、高橋先生の教えが、僕の基盤を作っているんだと気づきました。
そして、これが生き方や経営にも役立っていると感じます。
教えをまとめると、主に4つのことが上げられます。

【1】徹底的な基礎訓練
3年生が引退した後は、基礎訓練がほとんど。
走り込みやフットワークなど練習ではほとんどボールを使いませんでした。
冬場は階段を100往復することから練習が始まるなど、
かなりの時間、基礎訓練を行いました。
単純で、きつくて、つまらなかった。
でも、試合で走り負けることはなかった。

【2】実践をイメージした練習
練習の説明では、試合でこう使うためにやっていると説明をしてくれた。
そのおかげで、いつも試合をイメージしながら練習できたと思う。
練習のための練習にならない視点が身についた。

【3】接戦を制する精神力
上位に進んでくると、実力差がなくなってくる。
僅差での勝負は、精神力の高いほうが勝つという信念があり、
自分をギリギリまで追い込む練習を取り入れていた。
具体的には、体育館内の短いトラックを10分間走り続けたり、
3点差を2分でひっくり返す練習など。
精神的、肉体的プレッシャーのかかった状態で
どう戦うかを学べた。

【4】守りの重要性
試合会場や環境によって人というのは左右されるもの。
特に攻撃は「水もの」と捉えて、
オフェンスよりもディフェンスの練習が多かった。
「守りは計算できる」
というのが持論。
おかげで、守りをベースに思考する癖が付くようになった。


練習はハード。先生はおっかない。保護者も先生に心酔。逃げ場なし。
だから、いつも合法的にサボることだけ考えていました。
ずる賢さもこの時に身についたんだと思います(笑)
でも、練習は一日も休まなかった。1日休むと取り戻すのに3日かかるとも教わった。
継続する力もこの時に身についたのかもしれません。

今になって思います。
先生の教えはすごかったと。
今回は日の丸を背負っての戦い。
先生の教えが、世界に通用することを証明してきてほしい。
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