平均寿命という幻想

友人の経営者が先日亡くなった。
享年43歳。

最初のお互いの印象は「最悪」。
10年前にホームページから問い合わせをもらったのがきっかけでした。
出会ってから5年後に、ひょんなことから再会。
その後、同じ恩師から教えを請うようになりました。

お互いのことを知り、時間を共にすることで
徐々に共感するようになり、親友へと発展。
親友といっても、お互いが気を使いながら言いたいことを言う。
そして、おっさんになっても馬鹿ができる、その馬鹿を許してくれる関係性。
いい距離感で、いい関係だったと思います。

最近の彼は、小さな火種が火事になり、
その火を消すために悪戦苦闘していました。
火が消えれば、またエネルギーを前に進む方向に向けられる。
そう思って、一つ一つ対応していたと思います。
そして、そういう力をもった人でありました。

日本人の男性の平均寿命は80歳。
一方で、男性の3人に1人がガンになるという事実。
誰だって、いい方だけ自分に当てはめてしまうもの。

「平均寿命まで生きると思っている」
僕らはこの幻想の中で生きている。
この幻想を取っ払えば、
「今日が、今が大事」
と思えるようになるのだが。。。

命の炎はいつ消えるかわからないというのに、
親友が亡くなった今でも、
平均寿命の呪縛から抜け出せない自分がいる。
困ったものだ。

しかし、彼と出会った時点で、
あと10年しか生きられなかったなんて。
そりゃ、ないよ。。。
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