ハングリーさをなくさないために

キングコングの西野さん。
チケットを2000枚手売りしてライブをやっていることは有名です。
今年は単独ライブで4000人の集客を目指しているそうです。
http://logmi.jp/104591

僕も役者時代、舞台のチケットを手売りしていました。
当時の仕組みは、半値で劇団からチケットを購入し、
定価で売れば半分が収入になるもの。
下っ端でも、50枚くらいノルマがありました。
これが一番嫌だった。
役者は芝居だけやっていればいいわけで、
集客は劇団がやってくれればいいと思っていました。

西野さんのやっていることは非効率です。
チケットを売ることは別の人でもできます。
しかし、ライブの内容を深めることは、彼にしかできません。
効率的に考えれば、チケットを売るという行為は馬鹿げています。
でも思うのです。
彼の行動は、自分の中のハングリーさを
眠らせないことにつながっているなと。
(彼がどう考えているかわかりませんが、)

年齢を重ね、経験を積むことで、
人間の行動は無駄がなくなり効率的になっていきます。
その結果、少ないエネルギーで進むわけですから、
エンジンの負担も少なくなります。
しかし、ここには危険が潜んでいます。

「エンジンの劣化」

効率的になることが、
自分の中のエンジン(ハングリーさ)を
劣化させてしまう可能性がある。
そうなると、選択肢が一気に減り、
結果、上手くいかないことが多くなる。

経験値を上げながらも
エンジンを劣化に敏感にならなきゃいけない。
そう思うのです。
カテゴリー
BLOG
月一名作会
新卒採用
おしらせ
アーカイブ
  • 2024年4月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

pagetop