孤独とひとりぼっち

映画『敵』を観た。
大学教授の引退後の人生を描いた作品だ。
主人公は、大学教授というプライドを捨てずに、
自らの「正しさ」に従って生きる。
そして、彼は孤独を選んだ。
孤独は、やがて「ひとりぼっち」という生き方を形作っていく。
そんな彼のもとに、夢という形で「敵」が現れる。
夢とは、生きられなかったもう一人の自分だ。
「妻と一緒に風呂に入りたかった私」
「フランス語を話せない姿を見られたくなかった私」
「若い女性とSEXしたかった私」
「教え子に慕われたかった私」
「世間ともっと関わりたかった私」

どれも、抑え込んできた欲望。
でも、それは「間違い」だったのだろうか?
正しさとは何なのか…。
『正しい生き方』とは、世の中が作り出したものにすぎない。
親から教え込まれ、気づかぬうちに刷り込まれていく。
そして、肩書きが、その「正しさ」をより強固なものにしていく。
僕は社長だ。
社長という肩書きもまた、時に「正しさ」を求められる。
求められる役割を果たすことは大切だ。
けれど、それを優先するあまり、自分の欲望を押し殺してしまってはならない。
欲望こそが、その人の「正しさ」の源泉なのだから。
ラストシーン
与えられた「正しさ」の中で生きた男の末路が映し出される。
周囲の誰一人として、幸福ではない。
我慢して生きることは、誰も幸せにしないのだ。
孤独を選ぶのはいい。
だが、ひとりぼっちになってはいけない。
=================================
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
大学のゼミの同級生が長塚京三の娘だった。
友達が遊びに行くと、長塚パパがいて、
お寿司屋さんに連れて行ってもらったという話を聞いたことがあった。
僕も押しかけていれば良かったと、少し後悔している。
=================================
++++++++++++++++++++++++

+ このブログは毎週水曜日9時の
+ メルマガにて配信しております。
+ ご希望の方はこちらよりご登録ください。
+ ■週刊秋葉塾「昨日より少しマシな自分」

++++++++++++++++++++++++
カテゴリー
BLOG
月一名作会
新卒採用
おしらせ
アーカイブ
  • 2025年2月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

pagetop