息子から「ピアノ買って」と言われて
息子から1ヶ月遅れの誕生日プレゼントの要求があった。
誕生日の時、欲しいものがないって言うから、
いらないのかなと思っていたんだけど、忘れてなかったのね。
どうやら、ピアノが欲しいらしい。
「どんなのが欲しいの?」
と聞くと、楽天SHOPから6万円くらいの電子ピアノのURLが送られてきた。
「結構高いの要求してきたな!」
そう思っていたら、
いつの間にかメッセージが消去されていた。
1時間後くらいに、またメッセージが送られてきた。
今度は4万円くらいの電子ピアノだった。
それでも4万円。
高校生の誕生日プレゼントにしてはちょっと高い。
彼も高いものを要求していると思っているようで、
「俺もお金出すからお願いします」
というメッセージが添えられていた。
「わかった。そしたら1万円出して。」
そう伝えて、電子ピアノを買ってあげることにした。
Amazonで確認したところ、最短で2日後に届くようだ。
ただ、到着する日は僕が出張で不在の日だった。
夏休みも残りあと1週間。
夏休み中にピアノをやりたいだろうと思って、すぐに注文した。
本当は手渡しで渡したかったんだけどね。
Amazonでポチッとした後、
「買ったよ!日曜日に届く。」
そう伝えたら、
「ありがとう」
とメッセージがきた。
日曜日。
「今日届くから、届いたらLINE頂戴ね」
とメッセージを送った。
夕方、彼からLINEが来た。
そこにはピアノの写真が一枚貼ってあるだけだった。
「バカか?」
反射で思った。
プレゼントをもらって、写真一枚しか送ってこない。
「届いたよ、ありがとー」
くらいのメッセージが添えてあってもいいはずだ。
「もしかして、当たり前だと思っている?」
思わずイラッとしてしまったが、気持ちは複雑だった。
どうしようか悩んだ。
息子との関係は修復に向かってきているが、
まだまだ不安定な状態。
ここで強く言ってしまってもいいものだろうか?
でも今回は「これだけは教えておきたい」という思いが勝った。
「プレゼント当たり前だと思ってる?
写真だけ送ってお礼言わないっておかしくないか?」
【送信】
あー、これでまた、息子との関係が悪くなるな。
でもしょうがない。
僕はこういうマナーに対して絶対に許せないのだ。
数分後。メッセージがきた。
「ピアノに夢中で忘れてました。ごめんなさい。
つづけて
「誕生日プレゼントありがとうございます」
と返ってきた。
どうやら、前日に「ありがとう」と伝えたから、
言わなくてもいいと思ったみたいだ。
当社ではお礼三原則というルールがある。
『お礼してもらった時』『後ほどメール』『次会った時』
必ず3回お礼をいうというルールだ。
会社では徹底しているのに、家ではいいかげんだったなと反省した。
でもなんでピアノ欲しいと思ったんだろう?
妻に聞くと、高校生になって、特進クラスに入ったのはいいものの、
先生も周りも
「どんな職業に就きたいのか?どんな大学を選ぶのか?」
というプレッシャーが強くて、息苦しさを感じているみたいだった。
そのせいか、高校になってから彼の成績は、
中学の時よりも落ちてしまっていた。
そこで、息抜きがしたいと思って、ピアノを選んだようだった。
そういえば、スマホでピアノのゲーム一生懸命やっていたな。
彼は中学生の時、僕が思った以上に頑張った。
成績も学年でTOP3に入っていた。
でも、それがずっと続くわけがない。
そんなに勉強が好きなタイプじゃないからね。
どちらかというと、ウェーイというタイプ。
だから、彼自身無理して頑張っていたところもあったと思う。
乗らない時は諦めも必要だ。
体もメンタルも壊してしまったら元には戻らない。
甘えも、泣き言も、時には言い訳すら必要だと思う。
そうやって、折り合いをつけながら、
自分の中にある「やる気」にどう火をつけるか。
どう「やりたい!」を燃やしていけるか。
周りが頑張っているから焦ってしまうよね。
でもね、一度スイッチが入ったことがある人間は、
ちゃんとエネルギーが溜まれば、必ず前を向いて進んでいけます。
君は一度、中学受験の時にスイッチ入った体験をしているから、
お父さんは心配してないよ。
どこの大学にいくかとか、どんな職業につくかなんて、今の段階でわかる方が異常なんだよ。
大切なことは
「どんな大人になりたいか?」
曖昧でもいいから、自分が思う最高にかっこいい大人を想像してごらんよ。
このメッセージが、お父さんからのプレゼントかな。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
出張から帰ってピアノを見てみたら、かなりのサイズ。
勉強机を完全に占領するサイズだ。
勉強する時どうするのか聞くと、どかしてやるらしい。
しょうがないからピアノ台も買ってあげることにした。
結果的に全額負担。
最初からお金もらおうなんて思ってないから、これで良かったんだけどね。
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誕生日の時、欲しいものがないって言うから、
いらないのかなと思っていたんだけど、忘れてなかったのね。
どうやら、ピアノが欲しいらしい。
「どんなのが欲しいの?」
と聞くと、楽天SHOPから6万円くらいの電子ピアノのURLが送られてきた。
「結構高いの要求してきたな!」
そう思っていたら、
いつの間にかメッセージが消去されていた。
1時間後くらいに、またメッセージが送られてきた。
今度は4万円くらいの電子ピアノだった。
それでも4万円。
高校生の誕生日プレゼントにしてはちょっと高い。
彼も高いものを要求していると思っているようで、
「俺もお金出すからお願いします」
というメッセージが添えられていた。
「わかった。そしたら1万円出して。」
そう伝えて、電子ピアノを買ってあげることにした。
Amazonで確認したところ、最短で2日後に届くようだ。
ただ、到着する日は僕が出張で不在の日だった。
夏休みも残りあと1週間。
夏休み中にピアノをやりたいだろうと思って、すぐに注文した。
本当は手渡しで渡したかったんだけどね。
Amazonでポチッとした後、
「買ったよ!日曜日に届く。」
そう伝えたら、
「ありがとう」
とメッセージがきた。
日曜日。
「今日届くから、届いたらLINE頂戴ね」
とメッセージを送った。
夕方、彼からLINEが来た。
そこにはピアノの写真が一枚貼ってあるだけだった。
「バカか?」
反射で思った。
プレゼントをもらって、写真一枚しか送ってこない。
「届いたよ、ありがとー」
くらいのメッセージが添えてあってもいいはずだ。
「もしかして、当たり前だと思っている?」
思わずイラッとしてしまったが、気持ちは複雑だった。
どうしようか悩んだ。
息子との関係は修復に向かってきているが、
まだまだ不安定な状態。
ここで強く言ってしまってもいいものだろうか?
でも今回は「これだけは教えておきたい」という思いが勝った。
「プレゼント当たり前だと思ってる?
写真だけ送ってお礼言わないっておかしくないか?」
【送信】
あー、これでまた、息子との関係が悪くなるな。
でもしょうがない。
僕はこういうマナーに対して絶対に許せないのだ。
数分後。メッセージがきた。
「ピアノに夢中で忘れてました。ごめんなさい。
つづけて
「誕生日プレゼントありがとうございます」
と返ってきた。
どうやら、前日に「ありがとう」と伝えたから、
言わなくてもいいと思ったみたいだ。
当社ではお礼三原則というルールがある。
『お礼してもらった時』『後ほどメール』『次会った時』
必ず3回お礼をいうというルールだ。
会社では徹底しているのに、家ではいいかげんだったなと反省した。
でもなんでピアノ欲しいと思ったんだろう?
妻に聞くと、高校生になって、特進クラスに入ったのはいいものの、
先生も周りも
「どんな職業に就きたいのか?どんな大学を選ぶのか?」
というプレッシャーが強くて、息苦しさを感じているみたいだった。
そのせいか、高校になってから彼の成績は、
中学の時よりも落ちてしまっていた。
そこで、息抜きがしたいと思って、ピアノを選んだようだった。
そういえば、スマホでピアノのゲーム一生懸命やっていたな。
彼は中学生の時、僕が思った以上に頑張った。
成績も学年でTOP3に入っていた。
でも、それがずっと続くわけがない。
そんなに勉強が好きなタイプじゃないからね。
どちらかというと、ウェーイというタイプ。
だから、彼自身無理して頑張っていたところもあったと思う。
乗らない時は諦めも必要だ。
体もメンタルも壊してしまったら元には戻らない。
甘えも、泣き言も、時には言い訳すら必要だと思う。
そうやって、折り合いをつけながら、
自分の中にある「やる気」にどう火をつけるか。
どう「やりたい!」を燃やしていけるか。
周りが頑張っているから焦ってしまうよね。
でもね、一度スイッチが入ったことがある人間は、
ちゃんとエネルギーが溜まれば、必ず前を向いて進んでいけます。
君は一度、中学受験の時にスイッチ入った体験をしているから、
お父さんは心配してないよ。
どこの大学にいくかとか、どんな職業につくかなんて、今の段階でわかる方が異常なんだよ。
大切なことは
「どんな大人になりたいか?」
曖昧でもいいから、自分が思う最高にかっこいい大人を想像してごらんよ。
このメッセージが、お父さんからのプレゼントかな。
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勉強机を完全に占領するサイズだ。
勉強する時どうするのか聞くと、どかしてやるらしい。
しょうがないからピアノ台も買ってあげることにした。
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最初からお金もらおうなんて思ってないから、これで良かったんだけどね。
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