21期、僕が心がけようと思っていること

「業績を伸ばすことは、全ての癒しになる」
上場企業の社長の勉強会に参加した時、
彼が語ったその一言に、思わず息を呑んだ。
会社をよくしようと、内部改革にはいろいろ取り組んできました。
その結果、働きやすい環境やいい人材が揃ってきたと思います。
ただ、そこに意識を向けすぎていたため、
業績を伸ばすことにアクセルを踏んでいなかったことに、
冒頭の言葉を聞いて気づいたのだ。
どんなに社内をよくしようが、
業績が伸びていかなければそれを維持することすらできない。
逆に言えば、業績を伸ばすことで、社内の雰囲気は結果よくなっていくものだ。
なんでこんな単純なことに気づかなかったのだろう。
今だと不思議に思う。
10月から新しい期が始まりました。
今期は業績を伸ばしていくことに全集中することをみんなに伝えました。
今年のテーマは
「恐れるな!解き放とう!!(Be Bold! Unlock Yourself!!)」
毎年、スタッフに今年のテーマを色紙に書いてもらっています。
僕は2つのことを要求しました。
①あなたが恐れているものはなんですか?
②その上で、今期業績を伸ばすためにあなたが目指すことは?
今回のポイントは、
恐れていることを考えた上で、目標設定をすることです。
「こんなふうになったらいいな」
という目標を書いても、その実現性は低い。
まずは、自分をきちんと見つめる。
恐怖を直視することで、自分の真の課題が見えてくる。
その上で、目標を設定してほしかった。
中期経営計画当日。
目標の発表の前に、みんなの前で「私は◯◯が怖いです」
ということを言ってもらうことにしました。
僕は驚きました。
ちゃんと、自分が恐れていることを、みんなの前で伝えたからです。
スタッフにとって、とっても怖かったと思います。
ひとりひとりの怖さを受け入れられる環境を作ってきた自負はありました。
でも、ここまで素直に、怖さを表現できるなんて・・・
こんな恐怖が挙げられました。例えば、
「ミスが怖い」
「叱られるのが怖い」
「老化が怖い」
「比べられることが怖い」
「人に任せるのが怖い」
人それぞれ、いろいろな恐怖があります。
そしてそれは、その人が持つパーソナリティーであり、
その人のことを知る上でとても大切なキーワードです。
本人にとっても効果があります。
恐怖を人に聞いてもらうことで、その恐怖に対する免疫ができます。
言う前と、言った後では、恐怖の質が変わっている。
もっと言えば、もうすでに、恐怖ではなくなっているのです。
彼らの姿を見て、確信しました。
今期は、きっと目標を達成できると。
僕のテーマは「脱力」にしました。
過去を振り返ってみると、力が入っている時はロクなことがなかった記憶ばかり。
視野も狭くなるし、思考も短期的になるし、すぐイライラしてしまう。
それが、結果的にはみんなの足を引っ張り、業績の伸びを鈍化させていることに気づいたからです。
力を抜くのは簡単ではありません。
すぐ肩が上がってしまう。
力を抜こうと思っても抜けるものではないので、
機嫌がいい状態をつくることを意識していこうと考えています。
具体的には、
よく寝て、ちゃんと食べて、体を鍛えること。
ゴルフを楽しんだり、欲しいものを買ったり、好きな人と遊ぶこと。
朝の時間に余裕を持つこと、深呼吸すること。
そんなことを意識して、今期を過ごそうと思っています。
え?あなたの恐怖は何かですって?
僕の恐怖は、
「断られること」と「人が離れていくこと」
小学生の時の学級裁判がトラウマになってるんだな……
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
今年も、個性豊かな色紙が揃いました。
毎年、クォリティーが上がってきています(笑
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