カジノでの思考

セブには4つのカジノがある。
「ウォーターフロントエアポート ホテル&カジノ マクタン」
「ウォーターフロントセブシティホテル&カジノ」
「Jパークアイランドリゾート&スパ」
「NUSTAR RESORT AND CASINO」
実はカジノパラダイスなのだ。

セブに行った時、到着した日にカジノに行った。
普段ギャンブルをやらない僕でも、カジノはやりたいと思う。
カジノには夢がある。
旅費代くらい簡単に稼げる可能性がある。
とはいっても、大怪我しない程度に遊ぶ。怖いからね。
今回は10,000ペソ(30,000円くらい)でバカラに挑戦した。
初心者なので教えてもらいながら見よう見まねで。
丁寧に1,000ペソずつベットしていく。
最低10回は遊べるという計算だ。
地道にコツコツやっていくタイプだから、
あまり負けないけど、大きな勝ちもない。
1時間くらい遊んで、ちょっとだけマイナスで終わった。
大きく勝てるチャンスはあった。しかし、勝負できなかった。
一緒にいた友人は、僕とは真逆なタイプ。
勝った分をどんどん上乗せして、最後は全ベットする。
「そんなことやったら全部なくなっちゃうじゃん」
そう言うと、
「なくなっても痛くない金額で遊べばいいんだよ」
と彼は言った。
勝つ時は200〜300万円勝つらしい。
今回は30万円負けていた。
僕にはない思考だった。
彼は複数の事業を成功させ、積極的に投資している。
僕はビビってちょっとずつしか投資していない。
「彼のような思考が事業を成長させるのではないのか?」
僕は自分の殻を破りたいと思った。

セブでの最終日。
飛行機の時間までに少し時間があったので、カジノに誘った。
初日に教えてもらった
「なくなっても痛くないお金を投下する」
という考え方を実践してみたかったのだ。
僕は、初日の3倍の軍資金でバカラに挑んだ。

「勝っている人に乗った方がいいよ」
これも彼に教えてもらった方法だ。
自分で考えるのは放棄して、勝っている人に合わせていった。
最初は様子を見ながら少額をかけていく。
勝った分を投下していくことで、少しずつチップが増えていった。
そして勝負どころ。
ここだ!というタイミングで、大きくベット。
勝ったら大きなプラスになる。
そう期待したのだが、残念ながらLOSE。

そこからは勝ったり負けたりをくりかえし、なかなかチップが増えない。
そういう状態が続いていくと、今までと感情が変わってくる。
” このまま行ったらジリ貧だ ”
” 飛行機の出発時間もある ”
” 一発逆転を狙いたい ”
そういった破滅願望が出てくるのだ。
そして脳は、自己正当化を始める。
「どうせ遊びなんだから・・・」
こうなってしまったらもう止められない。
まだ時間があるというのに、残りのチップを全ベット。
「神様たのむ!」
と願いながらカードをめくる。
・・・・
そういう時こそ、勝利の女神は微笑まないものだ。
結局、全てを失ってジ・エンドとなってしまった。

おそらく僕はカジノに向いてない。
勝てる人は大きくかけて、大きく失うか、大きく勝つかのどちらかだ。
僕は失いたくないが強すぎるから、勝つよりも負けないを優先してしまう。
それと、ピンチになるとこんなにも思考が変わるものだともわかった。
調子悪い状態を作らないということが大切。
ビジネスも同じだな。

カジノの帰り、なんだか気分が晴れない。
胸の奥の方がむしゃくしゃする。
この原因はなんなのか?
お金がなくなってしまったからではない。
お金を粗末に扱ったことが、僕をむしゃくしゃさせているのだ。
「なくなっていいお金なんて一円もない」
そう強く思い、日本に帰国した。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
親に、お金は大切に扱いなさいと言われつづけていた。
親も背中を見せてくれたと思う。
その思いがちゃんと根っこに残っていたんだな。
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