アンビバレントな感情

ゴルフコンペに参加した時、
レッスンプロからラウンドレッスンを受けられる機会があった。
こんな機会はめったにないのに、
体が硬直して、呼吸が浅くなっているのを感じる。
『教えてもらいたいけど、教えてもらいたくない』
こういう矛盾した感情がじんわりと湧き出してきたからだ。
社会人ゴルファーの中では上手い方だと思う。
コンペに行けば上位に入れるし、
一緒にラウンドした人にもアドバイスできるから結構重宝される。
ゴルフが上手いと仕事にも繋がりやすい。
今くらいのレベルであれば、何も変える必要はない。
だから、プロに教わってまで上達しようと思っていなかった。
逆にスイングを壊されてかねない。
でも本当は言い訳で、自分のゴルフに対する確固たる自信が壊されるのが怖かったのだ。

小さい頃から何でもすぐにコツを掴むのが得意だった。
野球もサッカーもバスケもすぐに上達した。
だから、いろいろなところから声がかかり、助っ人として重宝された。
僕の中で、『なんでもソコソコできるようになれば重宝される人間になれる』という考えがインストールされたのは、この頃だったと思う。
今になって思うのは、すべてが中途半端になっていないか?ということだ。
例えば、スポーツでも仕事でも、ある程度できるようになると満足してしまう自分がいた。
ある時期までは良かったが、今は鎧となって自分を苦しめていないだろうか?
そういう疑念が僕にはあった。
『ソコソコできたら合格点』という思考からの卒業。
本当はこれを願っていた。
ゴルフもまさにその状態だった。
今この瞬間が、これを壊せるタイミングなのではないだろうか?
そう思った僕は、覚悟を決めた。
練習場からプロに積極的に声をかけて
プリーズアドバイスという姿勢を示した。
ラウンド中も、なるべくプロの近くにいた。
アスリートゴルファーを育てている方で、一切褒めてくれない。
僕は褒められて伸びるタイプだから、結構キツイ。
そして案の定、スコアも悪かった。
ラウンド終了後、撮影した映像に修正点を加えて説明してもらった。
うまく誤魔化していた部分を的確に指摘された。
アドバイスを受けて、嫌な気分になった。

早く改善したいと思った僕は、
「どうすればいいか、具体的な練習方法を教えてください」
と聞くと
「レッスンに来てください(笑)」
と営業されて、うまく誤魔化されてしまった。
実際は、その場でいろいろ教えてもらったのですが、
レッスンに行かないとダメだということがよくわかった。
僕のゴルフには、まだまだ伸び代があることがわかった。
自分のものにするには苦労もあるし、時間もかかるだろうけど、
ゴルフに対する情熱はぐんと上がった気がする。
そして、今回思い切って突っ込んでみた結果、
少しだけ、ソコソコ満足する鎧を外せたのではないかと思う。
気分のいいことではなかったけど。

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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
基本は週一の打ちっぱなし練習をベースに、
月一ペースでレッスンに通おうかなと思っています。
また上手くなっちゃうなー。
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