セブツアー

『EO north Japan』の姉妹チャプターである『フィリピンSouth』との合同イベントに参加してきました。
今回の目的は「交流を深めること」、「現地のビジネスの視察」、「エンジニア採用の視察」の3つ。
視察した場所はフィリピン第二の都市セブ。
フィリピン(セブ)はこれから発展していく地域。首都マニラとは違っていて、まだまだ人件費も安く成長が見込まれる。ビジネスパーク、ITパークといったビジネス特区があちこちに出来てきて、ビル群がどんどん建ち始めている。
一方で貧困層も多く、1ヶ月3万円以下で暮らしている人も多い。物乞いの子供もいまだに存在しているし、一本道を挟んだら貧困街という街の作りになっている。
人口ピラミッドは綺麗な三角形で若い人たちが多い。日本の1970年代の地方都市といった印象。僕が子供の頃の景色を思い出せた。
車社会で、人よりも車の方が優先。フィリピンの人口は1億13万人。日本とほぼ変わらない。セブの人口は92万人。セブ島の大きさは4,468 km²で東京都の倍くらいだ(2193 km²)
給与は、電話オペレータ・経理スタッフで5万円、レジ打ち・ウエイターで4万円、ITマネージャー15万円、エンジニア10万円といった感じ。月20万円になると、「お!お前も稼ぐようになったな!」って言われるレベルだそう。日本でいう月50万円くらいもらっている人と同じだそう。
今回、EOメンバーの会社を視察させていただきました。
マンゴーやココナッツの加工を行っている会社。市場がアメリカとかヨーロッパなので、それらの基準を満たすための認証をたくさん取得している。マンゴーは高級品。全てをオートメーション化しているわけではなく、ロスを少なくするためにカットする部分はスタッフによる手作業で行っていた。人件費が安いことと電気代が高いという理由もあるそうだ。ちなみにセブは電気代とインターネット回線代がものすごく高いです。
iPak
パッケージの印刷を行っている会社。中身は日本の印刷会社とあまり変わらなかったが、新たに自動でタッパーやバケツなどの箱物をつくることにチャレンジしていた。食品をいれる商品を多く扱うので、いろいろな認証をとって高い基準で生産しているのが印象的だった。
日本のIT企業でコワーキングスペースも運営している会社。セブではコワーキングスペース事業と海外進出支援を行っている。ベトナムよりも人件費が安いこともあり、セブでのビジネス展開を考えている日本企業がメインターゲット。4月には700坪のコワーキングスペースをオープンする予定。
フィリピンの母国語はタガログ語。ただ小さい頃から英語教育がされており、ネイティブと同じレベルで英語が話せる。だから英語学習にはフィリピン人講師が多い。今回2つのオンライン英会話スクールを視察させてもらった。
QQイングリッシュはコロナ禍で先生を寮に住んでもらうモデルを思いついたそうだ。生徒のほとんどが日本人で、ピークタイムが朝と夜。寮だと朝すぐ仕事できるし、夜も家に帰る時間が節約できる。これによって先生の稼働率が飛躍的に上がったそう。そして今、フィリピン人の特性である英語力とプレゼン力を活かしてTiktokのライブコマースを仕掛けている。
ECCは老舗の強みを、活かしたしっかりした英語教育をしているという印象。生徒の宿泊施設も用意してあって、英会話留学のサポートが充実していると感じた。どちらかというと社会人が多いという印象だった。
フィリピンでエンジニアのビジネス展開をしている株式会社ラネックスの小林社長とバイスプレジデントのウェインさんともお話しすることができた。
フィリピン人は英語でコミュニケーションができる。そしてプレゼン能力が高い人が多い。今はアメリカ・カナダ・オーストラリアに提案して仕事をとってきているそうだ。日本の仕事をしてもらうためにフィリピン人を雇用することとはスケールもマーケット規模もまったく違う。当社には英語ができるスタッフがいる。これはアドバンテージ。英語でビジネスができる可能性を感じた。
フィリピンに来て驚いたことが2つある。
一つ目は日本が弱くなっていることだ。
1ドル150円。数字では円安であることは理解していた。しかし実際に換金してみて円の弱さ目の当たりにする。今回、円とドルの両方を持っていった。
換金してみると、
1万円で3,200ペソなのに対して、
100ドルだと5,200ペソになる。
フィリピン人はいろいろな国に出稼ぎに行くらしい。今の人気はサウジアラビア。給与がいいからだそうだ。日本は?と聞くと「遊びに行くところ」だという。日本が昔の東南アジア化していると感じた。
アフターコロナになり海外に行けるようになった。春に台湾に行った時はそこまで感じなかったが、今回のフィリピンでは日本がここまで弱くなっているのかと愕然とした。僕の頭の中では、コロナ前の日本のままだった。是非海外に行ってみてほしい。体験しないと、絶対にこの危機感はわからない。
もう一つは、カオハガン島
マクタン島から南東に30分ほど行ったところにある「珊瑚の環」の上にできた島。
上陸して感じたクリーンな空気感。パワースポットとは違うパワーを感じる。ここは自分をフラットに戻してくれる場所。そう感じさせる島。
講談社を退職した崎山克彦氏が、退職金でこの島を買ったのが約30年前。他にこの島に住む日本人は二人(ゆうこさんとよしえさん)。10年前に嫁いできたそうだ。セブに来たら是非いってみて欲しい島。是非ここの空気感と生活している人々に触れてもらいたい。
仲間が作った動画のメッセージがとっても良かった。

なぜ、この島の人々は幸せなのか?
崎山さんはこの島を退職金で買った
そしてこの島の人たちと暮らすことを決めた
当社300人だった島民は700人になった
誰もがお互いの顔がわかる

本当の豊かさとは何か?
電気は少しある
水は雨水を貯めて使う
台風で家が壊れたら流木を使ってみんなで直す
島での暮らしは便利ではないが
みんなの笑顔が溢れている

裕福だから幸せなのか?
貧困だから不幸なのか?
恵まれない子供たち
なんに恵まれない?
お金に恵まれない?
モノに恵まれない?
衛生的に恵まれない?
家族の愛で溢れている
みんなの笑顔で溢れている
島の子供たちは愛でお腹いっぱい

豊かさとはなんだろう
お金があること?
モノがあること?
愛で溢れること?

生きるとはなんだろう
食べること?
お金を稼ぐこと?
愛されること?
愛すること?

本当の豊かさとは…
世界中に幸せが広がりますように

今回のセブツアーはとてもいい機会となった。日本が弱くなったことも、豊かさとは何かを考えることも、日本にいる時の頭で考えてもわからない。外に出たからこそ見えた景色。
お金も大事、愛も大事、健康も大事、家族も友達も仲間も。
何がいいとか悪いとかではなくて、自分は何で満たされたら幸せか?
自分の中でのポートフォリオ。そしてそれは日々変わるもの。
僕はまだまだビジネスを伸ばしていきたいと思った。
特攻隊長として切り込んで、自分も成長したいし、みんなにもいろんなチャンスを与えたい。可能性を引き上げてあげたい。それが僕にとっての喜びだ。
お金と愛情は相反するものではない。
どちらも溢れていた方がいいに決まっている。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
はじめてセブに行きましたが直行便で5時間くらいだし、時差も1時間だし、気候も暑すぎないしとっても気に入りました!でも日本人少ない。韓国人が多かった印象。
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