そこそこ病

今、お客様の採用のコンサルティングをやっているんだけど、
最近入社したスタッフと面談する機会がありました。
 「成功体験がない私。
 まずは長く働くことを目標にしています。
 今まで1年くらいしか続かなかったのが、前職では4年間働けた。
 会社都合で働けなくなっちゃったけど。
 今の会社では前の自分を超えるために頑張りたい。
 前職よりも長く働いて、頼りにされる人になることが今の目標です。」
そう話した彼女。
すごく抽象的だし曖昧な目標だけど、僕はいいゴール設定だなって思った。
僕自身はどうなんだろう?
振り返ってみるとね、まあまあ成功体験ある方だと思う。
ただね、“まあまあ”なのよ。
中途半端というか、そこそこというか・・・
自信を持ってやり切ったって言えるものがない。
勉強も上の方にいればいいなって思っていたし、
会社だって赤字にならなきゃいいだろうって思っていた。
結局は誰かに文句を言われないギリギリをクリアしておこうって思ってるんですよね。
今まではよかったと思うんです。
平均やより上が求められていたから。
でも今は?
専門的なことが求められている時代になったと思いませんか?
他のことができなくても、ある分野に特化している人が必要とされている時代。
ITツールの充実化とかインフラが整って距離の問題がなくなったことも大きいと思う。
苦手なことはITがやってくれたり、得意な誰かを見つけやすくなった。
そしてこれからは言語の壁が取り払われる。
そう思うと、余計この傾向は加速すると思われます。
「あなたは何の専門家ですか?」
言えたらすごい。
僕は言えないなー。オールラウンダーを目指していたから。
それが染み付いちゃって、
ある程度までできるようになったら目移りしてしまう。
これって癖なんですよね。思考の癖。
これが気になり出した最近、もう一人の自分が物申す。
そこそこでいいのっかって。
誰かに評価されることをゴールにするんじゃなくてね、
過去の自分との決別をゴールに据える。
そうすればそこそこってわけにはいかなくなる。
自慢じゃないけど、社会人ゴルファーとしては上手い方だと思う。
アベレージは85。ハンデキャップは10。
コンペではいつも上位に来る。
趣味としては十分だと思うのだが、
もうちょっと踏み込んでやってみようと思っている。
いつもの症状が出てきているから。
もう十分じゃない?って思っている自分がいる。
でもね、こういうのって趣味レベルから直していかないと、
根本的には治らないと思うんですよね。
負け癖と同じくらい、そこそこ病はやっかいな癖だ。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
僕が目指すゴルファーは、楽しく回りながらも70台で周ってくる人。
マウントとってくるシングルゴルファーには絶対になりたくない。
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