対照的な二人

24時間テレビが嫌いだ。
感動の押し売りみたいで嫌いだ。
100キロマラソンが嫌いだ。
いつもギリギリ間に合うように調整するのが嫌いだ。
芸能人が貯金箱持ってくるのが嫌いだ。
あれ、絶対マネージャーに渡されてるヤツだから。
加山雄三は年内でコンサート活動から引退するそうです。
歌えるうちにやめたいということみたい。
光進丸も燃えちゃったしね。
今年85歳。
元気そうに見えるのですが、いろいろあるんだろうね。
今年の24時間テレビがラストサライだった。
24時間テレビにアントニオ猪木が出演していました。
「心アミロイドーシス」
数万人に一人が発症する難病。
闘病中の彼をYouTubeで見た時は本当にビックリしました。
髪は薄くなり白髪。ガイコツのように痩せた姿は老婆のようでした。
しかし、24時間テレビに出ていた猪木は、
髪も黒く染め、少しだけ元気を取り戻したようす。
今年79歳。
彼は自分の弱った姿を見せることについてこう語っています。
「本当はこういう映像は見せたくなかったんですけど、
これもひとつの、強いイメージばっかりじゃなくて、
こんなにもろい、弱い、
どうとるかは知りませんよ、見た人たちが
そういうひとりの人間として
弱い面があってもいいかなと」


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「道」
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
作)アントニオ猪木
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今まで何気なくみていたこの詩が、
今の彼を通してみると、また別のものに見えてくる。
彼は今まさに、「道」を体現しているのだ。
かっこいい状態で引退する加山雄三
カッコ悪い姿もさらけだすアントニオ猪木
どちらも自分なりの美学。
いい悪いではない。
ただ、僕は猪木の方が好きだなって思う。
人生って、いい時もあれば、悪い時もある。
いいところだけ見せるのって、
なんかカッコ悪いなって。
今年の24時間テレビのテーマは「会いたい!」
アントニオ猪木の新たな一面に出会えました。
24時間テレビ、今回も悪くなかったよ。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
そう言えば、昔は24時間テレビ用に貯金箱に貯金していた。
日産ショールームまで募金届けに行ったこともあった。
今は24時間テレビのサイトから募金ができる。
わざわざ貯金箱持っていかなくてもいい。
この方がなんか自然な気がする。
そう思いませんか?
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