歴史とオトナ体験

日曜日の14時は『ザ・ノンフィクション』を観る習慣となっている我が家。
先日の放送では浅草を中心に活動する人力車の内容が放映されていました。
内容はできない新人がいっぱしの俥夫（しゃふ）になっていくというもの。
俥夫の仕事ってなかなか魅力的。
浅草のこと、道路のこと、お客さんへの安全、接客の仕方、人力車を引く体力などいろいろな要素を必要とされています。
それでいてカッコいんですよね。
衣装もそうだし、体つきもいいし、イケメンだし。接客も笑顔で丁寧。
これから人気の職業になるかもしれません。

料金はお試しで1人3,000円。30分のコースで1人7000円。
ちょっと計算してみたのですが、
大体が2人乗るとして、客単価5,000円／30分で、4時間稼働して8万円。
天候や閑散日などもあるから15日働くとすると120万円。
会社と折半だとして60万円ですから、なかなかいい職業です。
会社も10人雇ったとして、60万円×10人×12ヶ月＝7,200万円。
いい商売ですね。

お盆休み。娘の勉強に熱心な妻は、夏休みに遠出することを嫌がった。
どこも混んでいるし、移動も大変だし、勉強も進まないし。
妻は才賀紀左衛門の奥さんのブログをよくみているようで、
都内で泊まってゆっくり過ごしている彼らと同じような過ごしかたをしたいとリクエスト。
そしたらどこにしようか？
ということになり、久しぶりに浅草に行ってみようとなりました。
妻は中学の修学旅行以来だそうです。
僕も20年ぶり。
『ザ・ノンフィクション』を観たことも少なからず影響しているのかもしれません。

子供の自由研究は、昔と違って旅行にいったことをまとめてもいいそうです。
浅草の歴史を調べて自由研究にすること。
東京のホテルに泊まって大人体験をするということ。
今回の旅行のテーマは
「歴史とオトナ体験」

東京に住んでいるのに東京のホテルに泊まるって贅沢ですよね。
まあまあいいホテルを予約。
子供たちはホテルに着くなりちょっとビックリ。
夜は鉄板焼きでディナー。
夜ご飯はお肉を食べると聞かされていた娘は、
先付、前菜、野菜、焼き物・・・
となかなかお肉が出てこないことにイライラ。
私はお肉とご飯が食べたいのだ！と言っていましたが、
こういうお肉の食べ方もあるという経験ね。

食事が終わったらレストランのバーへ。
屋上のバーからはスカイツリーが綺麗に見えます。
大人が愉しむ空間で静かに過ごす夜。
好きなドリンクを一杯頼んでいいよと言う。
僕は赤ワインを頼む。
グラスに4分の1しか入っていないのをみて
「詐欺だ！」
と叫ぶ娘。
ワインってそういうものなんだよ。
これも大人体験ね。

翌日は浅草を散策。
20年前のイメージと違い、浅草は活気がありました。
特に仲店通りとその近くの商店街は、古いお店と新しいお店が混在していて、
新しい浅草をつくりだしていた。
以前は古臭いイメージがあったけど、レトロ感がバージョンアップしている感じだ。
雷門の前に、異様な形の浅草観光センターを作るとなった時は、
地元の人から「浅草の雰囲気を壊す」という反対があったみたい。
あの建物があることで、古さと新しさのバランスが保てているように思います。

でもね、違和感を感じたことが一つだけあった。
雷門の前には大勢の俥夫。
その俥夫が歌舞伎町のキャッチみたいに声をかけてくるのだ。
これこそ浅草の雰囲気を壊しているなと感じる。
実は東京には人力車の会社が10社ほどあるらしい。
テレビではわからなかった。
そして、直感的にこの商売は儲からないだろうと思った。
完全なレッドオーシャン。
調べてみると、俥夫の年収は200万円程度だそう。
これでは人気の職業にはなり得ませんね。
なんか惜しいな。

初めて都内に泊まっての観光。
ホテルも快適だし、見るところも多いし、ご飯も美味しいところたくさんある。
しかも移動時間取られないからたっぷり時間を使えます。
非日常感はないけど、結構オススメです。
旅行疲れ的なものもないですしね。

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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
ずっと行ってみたかった『花やしき』。
乗りたかったジェットコースター。45分待って乗ってきました。2回も。
思った以上にスリリング。
ちょっと舐めてた。
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