転職市場に異常あり

採用のお手伝いをさせて頂くようになってから、どんな業界でも人不足で困っているということを聞くようになりました。
そんな中で、企業が出戻り社員を再雇用する制度拡充の動きが増えています。
サイバーエージェント、サイボウズ、ニトリ、AOKI、雪印メグミルクなど、複数企業が積極的に出戻り社員を再雇用しているようです。
「転職先は辞めた会社」で戻り社員が増えている切実な理由という記事の中で、
出戻り社員のメリットを上げています。
https://www.businessinsider.jp/post-107382
(出戻り社員のメリット)
1. 理念への共感があり、即戦力になる
2. 他を見たからこそ、自社の良さに改めて気づくなど、ずっと同じ会社にいては見えないことが見えている。
3. そうしたことが周囲にも波及して、いい意味でインフルエンサーになりやすい
僕は、出戻り社員のメリットは1くらいしかないように思えます。
2と3については、辞めた社員と既存社員がコンタクトを取っていれば、いい刺激を与えてくれるはずです。
当社でも既存社員は辞めた社員とLINEでつながっていたり、定期的に会って飲み会とかやっているようです。
いい刺激になっているようですね(僕は呼ばれませんが・・・)。
出戻りについてですが、以前は基本ナシと思っていました。
いい別れ方をしていなかった(笑)ということもありますが、
最近は考え方がちょっと変わってきて、出戻りもアリかなぁ~と思うようになっています。
出戻り社員は、経営者側としては即戦力となりとても助かります。
しかし、一番気を付けなければいけないのは既存社員ではないかと思います。
以前飲食店でアルバイトをしている時、仕事がテキトーな先輩がいました。
自分の都合で辞めていって1年後、戻ってきたいといって、戻ってきました。
仕事を教える必要がないので店長は喜んでいたのですが、
僕らにとってはとても居心地の悪い環境になった記憶があります。
こういうことがあり、出戻る場合は「既存社員がOKであれば」という条件にしています。
全員OKというのは難しいと思いますが、既存社員へのケアは必要ですよね。
(参考までに、再雇用後の周りの社員の反応は?というデータを紹介します。反響は上々のようですね。)
http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/011900048/033000009/?P=3
世の中の流れとして、出戻りがOKな雰囲気になってきていますから、
仕事の辞め方は今まで以上に大事になってくると思います。
辞めた人の仕事を引き継ぐと、その人がどんな仕事をしていたかがわかります。
どれだけスキルが高くても、残った仕事を見ればその人の心の内がわかるものです。
僕はアウトプットが人格だと思っています。
仕事の仕方でその人の本質が見えると思っています。
「辞めるからいいや」とか「契約終わりだからいいや」というのはよくない。
どんな時でも、最後までちゃんとやるという美学。
これが問われる世の中になってきているんだと思う。
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