全力の炎を眠らせないでおく

息子の小学校では運動会を運道会と呼んでいます。
そして今年の運道会のキャッチコピーは
「勝敗にかかわらず、全力を出す」
とてもいいと思います。
今回息子と娘の運動会がかぶってしまい、
息子の運動会には僕が、娘の運動会には妻が行くことになりました。
そこで妻は息子に、自分が見られないものだからと、リレーとか出なくてもいいよと言ったらしいのです。
彼はリレーの選抜の時、手を抜いてしまい、選手に選ばれませんでした。
これにはさすがに結構怒りました(笑)
よく
「切羽詰まったら自分は全力を出せるから」
「今回、本気出していなかったから」
という人がいます。
では、こういう人は本当に自分の限界をいつでも出せるのか?
もちろん、そんなことはありません。
この思考、僕自身持っていました。
学生時代に本気を出してきたという自負があったからか、
どんな時でもあの時の自分がすぐ出せると思っていたのです。
でも実際は全然。
イメージした本気の80%くらいしか出せませんでした。
それで思ったのです。
「本気の炎って錆びるんだな」と。
自分の本気の部分というのは、すぐに錆びていくもの。
だから、いつでも本気の自分を出しておかなければ、
いざという時に、本気の自分に出会えなくなる。
そう思うようになってから、本気でやれるところに対して
言い訳をする自分を戒めるようになりました。
経験を積んでいくと、本気を出さなくてもある程度結果が残せるようになります。
実績とテクニックが増えたからでしょうね。
でもこれに頼っていると、本気の炎が錆びてしまうわけです。
『本気の自分に出会えなくなった時』
『全力を出すことに手を抜こうとした時』
こんな気持ちが出た時は
心が劣化しようとしている合図かもしれません。
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